ちびごりら

生活の質の向上を目指すFTM。ツイッター→@potefarm

拒食症になった話

私は中学2年生の頃に拒食症になりました。今回はその経験について話そうと思います。

なぜ拒食症になったのか

昔から食い意地がすごい子供でした。常に平均よりぽっちゃりめだったかなという感じです。おまけに「体は女なのに心は男」という性同一性障害だったため、胸が膨らみだした小学4年くらいから女性らしい体になっていく自分が嫌でした。それに耐えきれなくなったのが中学2年の頃です。友達に「ふくよかな体つきだね」というようなことを言われてショックを受けたのが始まりでした。私にとって、女体で生まれたことが一番のコンプレックスだったからです。この頃身長153cmに対して体重48kg。正しいダイエットの知識がないにも関わらず無茶なことをしました。

どんな日常になるのか

私が間違っていた心構えは以下の4つです。

  1. とにかく早く痩せたかった
  2. ダイエットは根性さえあれば成功すると思っていた
  3. 食べなければ痩せると思っていた
  4. 自分は完璧主義なのでダイエット後も体型をキープできると思っていた

この考え方に基づいて私はその日から自宅でできる程度の筋トレと5kmのランニング、そして食事制限をはじめました。食事は母親に言って減らしてもらおうとしましたが健康に悪いからと反対されたのでその分給食を減らしました。体重は順調に減っていきます。コンビニでお菓子を買うこともなくなりました。良いことといえば、頭が冴えて勉強に身が入り成績が伸びたり、私をからかっていた友人たちの態度が変わってきたり。でも少しすると体重の減少が止まるのです。鏡で見てもまだ太いなぁと感じるので食事量をさらに減らします。給食は小おかずを少しだけしか食べなくなり、家で出されるご飯もテーブルで隠して膝上に落し、あとで捨てるようになりました。
こんな生活をつづけた結果、半年ほどで10kg近く体重が減り、38kgになりました。黒色だった髪の毛は色素が足りずに茶色っぽくなり、すぐに抜けるようになりました。食欲も異常なほどに高まり、砂糖を口の中で噛んでから吐き出すというチューイングをやってしまったりしました。真夏も倒れそうになりながら5km走り続けます。体力がないので常に呼吸が浅く、歩くスピードが遅くなります。ベッドで寝ているときや集会で体育座りをしているときに骨が痛くてたまらないです。栄養不足になるので鬱傾向になります。あとちょっとしたイライラも我慢できなくなります。便通は一週間に一度、その時は激痛です。生理も止まります。
このころの趣味は、スーパーのチラシに載っているお菓子の写真をハサミで切り抜いてノートに貼ることでした。異常者ですよね。
目標体重にはなれたし、もうダイエットをやめたいけれど今の生活を変えるとリバウンドが待っていると思うと恐怖でした。私は一生基礎代謝以下のアンダーカロリーで生きて、毎日5km走り続けなければいけないのかと途方に暮れていました。

立ち直ったきかっけ

ある日、母親に食事を捨てていることがバレました。泣いて怒られました。その日から朝晩の食事を今まで出していた量より少し減らしてくれて、まずはそれをきちんと食べるところからスタートしました。それでも今まで食べていた量よりはかなり多く、食べ終わった後には腹が膨れて体が重くて嫌でたまらなかったです。自分でもダイエットのやめ方がわからなくなっていたのでこれを乗り越えるしかないと思って頑張りました。それでも女らしい体の丸みが戻ってくることを想像してしまい、怖かったです。

その後に待つのは過食

少しずつ食べる量を増やしていこうと思ってはいましたが、限界まで抑えられた食欲は本当に意志だけではどうにもならなかったです。ある日パン屋で菓子パンを3つ衝動買いしてしまい、それを一気に食べたところから過食がはじまりました。前提として、自分が拒食症になっているとわかった時点でネットで調べていたので、過食症という病気があることは知っていました。「拒食症のあとに過食症が訪れる」と言われていますが自分は根性がある方なので絶対に過食症にはならないだろうと考えていました。本当にシャバ僧。あの異常な欲求は根性で抑え込めるなどというレベルではなかったです。過食症も吐いたりしなければいずれは収まりますがそれまではかなりキツかったです。この話については下の記事で書いてあります。

potet-1trpk.hatenablog.com

 

現在の私

拒食症だった頃は親に自分が性同一性障害だということを言えませんでした。現在はカミングアウトも済ませ、摂食障害から脱しています。毎日クリーンな食事をたくさん食べ、ウェイトトレーニングを行い、ときどき友達と居酒屋に行って食べて飲んで、幸せだと感じる日々を送れています。何年かかるかはわかりませんが将来的には筋肉で60kgまでいきたいと思っています。