ちびごりら

生活の質の向上を目指すFTM。ツイッター→@potefarm

「○○くん」「○○さん」呼びに怯える日々

私と同じように「体が女だけど心は男」であったり「体は男だけど心は女」であったりする人は「くん」「さん」呼びに怯えることが多いのではないでしょうか。私は高校までは女子の制服を着て過ごしていたのですが、制服がなくなる大学からこの問題に直面しました。主に授業関係で発生します。しかも状況としては他の学生大勢の前で、という場合が多いです。

授業での発表

授業でみんなの前で発表したりするときは、先生とのやりとりの中で「さん」呼びか「くん」呼びのどちらで呼ばれるだろうと毎回ドキドキしますね。大体の先生は「くん」で呼んでくれます。これは嬉しいですし、きちんと男に見えているんだなという自信もつきます。しかし、これは友人にカミングアウトをするまでは厄介なことでもありました。私のことを「ボーイッシュな女子」だと思っている友人は、先生に「〇〇さんは男ではなく女子です」とわざわざ訂正のメールを送ったりなどしていたようです。やっぱりカミングアウトは勇気を出して早めにするのがベストなのかなぁと思ったりなどしていました。

リモート授業での発表

コロナウイルスの影響でリモート授業でも指名されたときにビデオをオンにしたら「○○……くんですか?あれ?○○くんでいいですか?」と言われてしまいました。女性の名前が書いてあるのにビデオには男の顔が映ったから不思議に思ったのでしょう。これはかなりメンタル鍛えられました。まあ、対面で同じ経験をするよりはマシです。

授業でのグループワーク

ある先生は最初の1、2回は「くん」で呼んでくれていたのに3回目以降は「さん」呼びに変わったりしました。不思議に思って入学情報を見直して女だということに気づいたのかなぁと思いました。途中で変えられるのが一番つらいんですよね。私のことを男だと思っている友達は呼び方が変わったことを不思議に思ったり、「言われてみれば女に見えるなぁ」と、私が女であることに気づいたかもしれません。なんだかアウティングされた気分でした。察してくれと思ってしまうんですけどね。やっぱりまだまだLGBTQは広まっていないのかなと思います。その先生に「くん呼びに戻してほしい」とメールしようかとかなり悩みましたが結局勇気が出ませんでした。なので残りの授業もずっと「さん」呼びになってしまいました。

自己紹介のとき

一番最近の出来事だと、研究室配属時の自己紹介です。そのとき、部屋は少しガヤガヤしていました。先生は男子には「○○くん」、女子には「○○さん」と呼ぶ方だったので「くん」で呼んでほしいなぁと思っていたのですがその願いもむなしく、私は「次は○○さんです」と紹介を受けました。その瞬間、ガヤガヤしていた部屋が一気に静まり返ったのがわかりました。先輩方の顔を見ると「え、このひと女なの?」といったようなリアクションでした。これもまぁまぁメンタル鍛えられました。

気まずい思いをすることも多いですけど、やっぱりメンタルが鍛えられます。一時期は本当に厄介な悩みだなと思っていましたが最近は笑い話にできるようになりました。歳を重ねると恥ずかしいことが起こっても「まあいいや」と思えるようになりますね。よく言われることですが、自分が思うほど周りは他人を見ていないということに気づくからです。